WAVE 1/144 レッドミラージュ #32 カーレル・クリサリス騎

WAVE 1/144 レッドミラージュ #32 カーレル・クリサリス騎

かつてレッドミラージュ、遂にキットとして発売されるという衝撃がありまして
私も購入して作ってみたクチですが
そんなライトのプラモデラーなぞ全く相手にしていないといわんばかりの初心者お断りキット。
引越しの時に処分したと思っていましたが、まだ持っていました。
接着面の変色に、思わず閉口して再び終いこむという状態でしたが。

しかし、最近同級生間でモーターヘッド熱が出たのでした。
その火付け役は1/100ジュノーンでしたが、まだ誰も完成させてないというか
ボクはパーツのビニールを開けてもいないです!w

その後、もうちょっと作りやすいレッドミラージュがディスカウントショップに3つ積まれ
我々はそれぞれ購入したのでした。

果たして完成させられるのか、腕が試されます。

仮組と、塗装考察

さて、3つ積まれたレッドミラージュは全て仕様が違ったのです。
半透明モデルはいらない!と皆が言うので、僕が半透明をチョイスしました。
タブン利点は、スネのファイヤーパターンのデカールが付いてくることくらいで
半透明ゆえに猛烈に作りにくいです。
その上プラの質も普通ではなく、どうもヤスリで合わせ目を消しにくく
恐らく半透明は一番難物です(笑

半透明
あーあ。これが半透明(笑
でも、作成中は半透明をちょっとは楽しむことが出来ました。
エポパテ充填部位は、半透明ゆえにちょっと面白かったです。

さて、ボクはベイルが吹っ飛ばされたカーレル・クリサリス騎にしようと思うので
ベイルを作る手間は省けますが、腕を壊さなきゃならないのです。
逆に面倒な道を選んでしまいました。
その上、劇中と結構計上が違うんですよね・・・・

独自の解釈を含めて作っていくしかないのですが、劇中の再現ではありますが、ちょっと違う形状となりますので予めヨロです(^-^;

肩関節
一番初めに作り始めた肩関節ですが
もうパーツが合いません(笑

なお、ここは後悔しているのですが、ポリがむき出しになるすごい場所ですので
はみ出たポリはナイフでそぎ落として、上からプラ板を貼ってきれいな肩に作り変えることをオヌヌメします。

上半身
この上半身まで作ってみて思ったのは

特に「ポリキャップ5」はダメだ(笑

使われている場所というか、構造が悪くて
そう、以前作ってみた時に全身が落ち着かない、かたかた震えるレッドミラージュに組みあがる原因であります。
極端にキツかったりするので、よく差し込んでよく回し、エージングして作ることをオヌヌメします・・・

なお、ポリキャップ5についてはパーツを差し込むのはいいですが、可動に関してはやはりカタカタしますから、動きを抑えたりスペーサーを挟み込んだりして押さえ込みましょう。

また、個人の技量に寄ってあちこち作り変えるのがよいのですが、
股関節改造
僕の場合は股関節を作り変えることにしました。
MGガンダムのジャンクから部品を拝借します。
まず、元々のレッドミラージュの股関節軸にプラ棒を通して、股関節を移植します。
位置的には、もともとの股関節位置と変わらないはず・・・結果的に・・・(笑

股関節クリップ
今回の、このレッドミラージュのキモになる部位ですし、強度を出すにはしっかり接着することです。
徹底してクリップして一晩寝かせます。

フトモモ側の改造
フトモモ側にもボールジョイントのポリを仕込まなければなりません。
その上、実はまだフトモモのモナカ接着はできません。
(先にひざ関節を作らないといけない)
内側のみ改造して分解可能にしなければなりません。

スネ
足をドンドン組んでいきます。
こちらは接着OKですので、速めに合わせ目処理します。
最終的に、スネと肩が一番難物でした、と先に書いておきます(^-^;
股関節のボールジョイント化のほうが楽です(笑

そしてこの足首・・・・
2軸可動なのは良いのですが、残念ながら上下ともに

ポリキャップ5(笑

組み立ててみると、もう操り人形のようにカッタカタで萎えます(笑

足首固定
しかし、カカトの軸を上げると、ピタリと足首が安定します。
んー・・・(笑
この後、足首もボールジョイント化するべく部品を集めましたが、結局改造せずにこのままにしました。

仮組み(前
とりあえず仮組み完了といったところでしょうか。
改造ポイントも抑えました。
一番改造するのは左腕になりますが、まぁちょっとイメージが降りてくるまで待ちましょう。
股関節を移植するだけでこんなに安定するのであれば、このシリーズを作る時はこの改造は絶対行おうと心に決めました。
(まだ部品ありますしね)

仮組み(後
立ち姿が様になると、あとは可動ということになりますが
劇中冒頭のポーズはあるていど再現できる様子。
完全再現ではなくても、きちんとイメージできれば良いのです。

↓作業当時のブログ投稿
ブログ投稿「難しい、レッドミラージュ」


今にして思うと、旧キットという位置づけで納得

「大変ですねぇ旧キット」

って言われて、ああ納得?の昨今
レッドミラージュの続きです(笑

パテ埋めしつつ削り、を繰り返して整形。
合わせ目消し中
案外、肩内部のアーマーについてはピタリと合いまして、きれいにヤスリをかけてみると半透明でいける状態。
そこだけですけどwwww

部品の仕分け
最近ボクは、納品に使わないミニカーのケースを部品の仕分けに利用していたりします。
今回レッドミラージュは、単に捨てサフする/しないの仕分け。
もう捨てサフしないと良く見えないのです・・・・(笑

捨てサフ
とりあえずコレだけの部品にサフを吹いてみます。
勿論その後にもパテ・整形は続くのですが、ド老眼に半透明は破壊的です!w

再び仮組み
再び仮組みして見ます。
まだまだ合わせ目がクッキリしている部位、パテの整形が不良な場所があります。
そういう部位は、サフがなくなるまでペーパーしたりして整形していきましょう。
なお、捨てサフでかなりヒケも発見。
うぇぇ・・・とか思いながらまたパテを盛ったりします。

ちょっと整形後
捨てサフ後に更にパテを盛り、修正していったりしましたが
キリがないです(笑
本当はもっと時間をかけて整形して行かないとダメなのでしょう。
キリがないのである程度とします。

腕の改造開始
問題の、腕の改造です。
並べてみましたが、右腕の状態から、左腕の外装がベイルごと吹っ飛ばされた状態にするため
外装のカットです。
中身を作っていかないといけませんが、先に内部の強度を出すためにプラ棒を仕込んだりエポパテを充填したりします。

まず整形
むき出しになったフレームは別途作成することにして、まずは基礎となる部位をつくってしまいます。
むき出しフレームを接着する面を用意して、残りは外装をはがされた劇中っぽい裏装甲の整形。

内部フレーム
かなり適当にイメージだけで作りましたが
完全に同じものを作ろうということではないので、まぁこんなものかと。
(まだ部品はつきますが)
更に荒く削って、内部フレーム感を出すことにしましょう。

コシアーマー
コシのアーマーを仮組みしてみましたが
カタカタフルフルで落ち着かないです。
なんとかならないのかナァ・・・・・・・・・
少量の木工ボンドとかで何とかならないですかね?(^-^;

下地のガンメタル
今回のレッドミラージュ、基本的にはガンメタルからの立ち上げ塗装としました。
よって、まずガンメタにきれいに塗装しなければならないのです。
このガンメタがむき出しのコシ、ふくらはぎ等は、白塗装する時はマスキングです。
このキットはとにかくマスキング命です。

↓作業当時のブログ投稿
ブログ投稿「レッドミラージュ、只管合わせ目調整」


ちょっと手間な塗装、パール

本格的に塗装に入ります。
塗装の順番は基本的に

サフ → シルバー → ガンメタル → 白 → パール → クリアー

となりますが、ガンメタルが露出している部位についてはその上からクリアーですね。
あと、クリアーを一度吹いたところでデカール貼り付けも行います。

塗装開始
ガンメタルにクリアーをした膝関節ですが、フトモモの中に仕込んでモナカ合わせ。
接着剤乾燥待ちです。
乾燥ブースで一緒に乾燥させます。
肩も塗装が終わったら、同じく仕込んでモナカ合わせ接着しないといけません。

カオ
顔も、ガンメタルからマスキングして白塗装。
やっと目がどれなのかわかってきました。
目の筆塗りをラッカーで行い、周りをエナメル塗装します。
(目の部位をふき取って作業完了)

本体
まだ接着していませんが、本体の仮組みです。
デカール貼り付け作業後にクリアー吹きつけ作業があるので、まだ接着は出来ません(笑
スミ入れは今回エナメルのスモークですが、まぁ良好かと。

デカール貼り付け
説明書にあるデカールをセレクトして、カーレル・クリサリス騎とします。
一応コミックを開きながら位置確認・・・・
頭部は左右同様に貼りました。
本体はコレだけかな・・・

肩の接着前
フトモモの内側は筆塗りしてありましたが、肩の内側はエアブラシでガンメタルに塗装。
接着後、中にいれる肩パーツも含めてマスキングします。
このマスキングで、肩内部パーツのポリキャップ露出部が剥がれます・・・・(笑
まぁ、後ほどタッチアップしましょう・・・

本体接着
本体ですが、装甲のクリアー塗装が完了したため組み立て接着。
接着は、プラモデル用ではなく、クリアーボンドという接着剤を使用。
隙間無くきれいに密着するため。
ミニカーでよく使用します。

スネのベース
スネのデカールの前に、きれいに塗り分けを完了しておきます。
デカール後にマスキングテープはイヤです(笑

デカール割れ
しかし、このデカール
軟化剤が全然効果なく、割れまくり!
どんどん分解していく恐怖のデカールです(笑
しょうがないので、逆に分解させつつ密着させていきます。
このとおりひび割れだらけ・・・・・
塗装とデカール、どちらにしようか悩んだのですが、塗装にして置けばよかったです。
次回作ることがあれば迷わず塗装にします!(笑

タッチアップ
割れたのはしょうがないとして
どうしようか考えた結果
割れをそのまま生かすことに。
この上から、さらにオレンジのファイヤーパターンのデカールを貼ることにして
下地の赤部分は、割れた壁のように表現します。
そこで、このようにタッチアップ後、一度クリアーを吹きます。
ファイヤーパターンもそれなりに貼り、同じくクリアー後に研ぎます。
吹いて研ぎます・・・・を数回、やっときれいな光沢が。

只管クリアー
とりあえずはもう只管白塗装とパール、そしてクリアーするしかないのです。
希望の光沢が出るまで吹きます。
ウレタンは吹きません。スミ入れできてるとはいえモールドが埋まるのがちょっとイヤ

再度仮組み(前
現状までで、一度組みます。
まだフトモモ等はクリアーが足りませんが、他のパーツとともにクリアーします。
やっとレッドミラージュの勇ましさが出てきましたね。
トサカと呼んでいる(笑)ウェイトは、斧のような塗装に。

再度仮組み(後
腰の装甲をつけないと、もう後姿にしまりがない状態になってきました。
細かい部品も塗装して接着して行かないとダメですね。
しかし、まだ大きな改造が残っているんです。
中々完成しないのです(笑

↓作業当時のブログ投稿
ブログ投稿「レッドミラージュ、塗装、塗装、塗装...」


あちこちの部品の作成

大まかに本体の作成が落ち着きましたが
色々な部品を作らないといけませんね(^-^;
その前に、既に作ってある部品をシッカリ接着します。

リアアーマー取り付け
腰のアーマーは無加工なので既に塗装していたのです。
本当にオシリを隠すアーマーは、劇中でも既に付いていないので組み付けません。
首の後ろや、背中からぶら下がる部品等、劇中で既に付いていないパーツは全てカット

サイドアーマー加工
腰の両側のアーマーは、本来武装が装着できるようになっていますが、今回はオミットします。
武装は光剣のみとなっているので、全てつけません。
秘策のアレは勿論組み付けますが・・・

ナックルガード削りだし
ナックルガードは結構悩みました。
劇中冒頭では形状が違いますし(便宜上カーレル・クリサリス仕様と呼んでいますが)
以前作成しきれなかったキットからも部品を持ってきて、この様に四角いナックルガードに作り変えます。

ナックルガードディティールアップ
解釈によってこれまた違いますが、私は更に厚みが増してしまいますが、プラ板を上から貼り付けてディティール形状を固定しました。
ナックルガードの形状を削りだす為に用意したプラ板とほぼ同じサイズ。

ナックルガードの取り付け方法変更
ナックルガードは腕本体に取り付けるのがキットの仕組みでは有るのですが
そうすると手首に合わせて回転しません。
そこで、手首に直接付けることで、かならず手の甲になるようにしました。
このレッドミラージュのキットのいい所は、肘で腕が回転する所にもあるので、ナックルガードも回転することに寄って可動再現率も上がるナァと。
それに、冒頭のポーズを再現するには必要不可欠でもありますしね。

スパッド
スパッドは、形状が異なりますが
元々キットについてくる実剣の柄を使用します。
削り落として、MGから流用のビームサーベルを差し込めるようにします。
(実際は接着して固定しますが)
一応蛍光塗装しました。光らせて撮影はしないとは思いますが。

再び塗装・・・
さて、まだまだ塗装しなきゃならないパーツが沢山あります。
めげずに一生懸命塗装しようと思います(^-^;

↓作業当時のブログ投稿
ブログ投稿「レッドミラージュの各部パーツ」


無理やり完成にもっていく(笑

それなりに作りこんでおいた、破損した左腕ですが
まだちょっと部品が足りないのです。

腕のディティール(1)
劇中では、オイルの循環パイプの断裂や露出があります。
真鍮線では引っかかって壊れそうですし、指に刺さって痛いので(笑)、太目の皮膜付きリード線でそれなりに再現します。
これなら曲がるだけで、刺さって痛くはないですね。

腕のディティール(2)
手首付近はシャフトみたくしてみました。
かつ、外側の装甲の取り付けにも使われていそうなフレームも追加して、劇中の腕っぽくはなりました。
腕の形が違うのではなく、「外側の装甲が吹っ飛ばされた」という解釈で、ココまで再現できました(笑

足の部品組み込み
膝の部分に取り付ける部品が結構多いんです。
そして膝左右のガードは、カタカタするけど可動にするしかなく。
開かないと足が曲げられないのね(笑
ここで悲劇が。

足の割れ修正
膝のシルバーの部品、実は後ハメ加工してあったのですが
後ハメで差し込むと
スネの合わせ目がパリーンと割れまして・・・・・
ちゃんと接着になってなかったようで。洗浄甘かったかなぁ・・・・まぁ確かに合いが悪くてパテ埋めもしましたが、裏からプラ板補強とかした方がいいです。これから作る皆様。

結局エナメル赤でスミ入れたり、オレンジのファイヤーパターンに合わせて薄く赤いファイヤーパターンを書いたり
なんだか壁の絵画みたくなって、再びクリアー塗装・・・(溜息w

肩アーマー接着
肩の前後のアーマーも、ちとトラブルが。
アーマー内部からとりつけステーを出して接着するのですが
そのステーと前後アーマーが上手く接着できないんです。
始めは気が付かず、プラモデル用接着剤を塗って放置していたのですが、全くくっついておらず(笑
翌日改めてクリアーボンドで接着。

スパッドを手に接着
しかし、その肩の前後アーマーは、ステートちゃんと接着できても、大方予想してたとおり
肩への収まりというか密着感が最低で
結局肩に直接接着するハメになるのでした。
皆さん、ステーなぞきにせず、直接接着したほうがいいですよ(笑
さ、スパッドも手に接着して固定。

最後の部品組みつけ
スパッドの光剣や、頭部のツノ等を接着して、同じく1日放置します。
通常の接着剤ではなく、やぱりボンドにしました。
どうもこのキット、普通のプラモデル用の接着剤は出番があまり無いのです。
隙間に充填できる、クリアーボンドは必須です。

完成
この物語冒頭のレッドミラージュにしたかったのです。


ゴオン‬
‪ゴンゴンゴンゴンゴンゴン‬
‪(チィンチィンチィン)‬

‪ えーいくそっ!ベイルを取られた!‬


...後日、きちんと撮影します(^-^;
大きいので、手持ちの背景ではきちんと撮影できず。
‪まずは完成!‬

↓作業当時のブログ投稿
ブログ投稿「レッドミラージュ、とりあえず完成」

さて、撮影アルバムですが、↓です。
WAVE 1/100 レッドミラージュ #32 カーレル・クリサリス騎


クラフト粒子のリンク

ミニカー工房「イマジンズ」 ミヤケ模型 プラモ・ガンプラ完成品投稿サイト【MG】