MG 1/100 ヘイズル予備機 作成

MG 1/100 ヘイズル予備機

以前、「これは面白そうだ。何よりかっこいい。」等と思い、ディスカウントで購入してきたMGのジム・クウェルのキット。
そして、ヤフオクで買った「ヘイズルヘッド」。電撃ホビーについてきたオマケ。
この2つを組み合わせると、ガンダムヘッドのジム・クウェル、いわゆる「ヘイズル予備機」を作成できるのだ。
かつ、展示会に出せるMGサイズのプラモデルがなかったこと。
ここは「丁重に作る」をコンセプトに、いっちょ頑張ってみよう、と作り始めました。
ヒケがなくなるように、等色々処理していますが、結局ヒケてる所はあります・・・ここは手が出せない、という場所だったり。
まぁ、そういった所をマイナスにとっても、個人的には言い出来になったと思います。
さて、反省ふりかえり、スタートです。

削り続けるのみ

まずは仮組みします。
仮組みの段階ではめ込む必要がないパーツ等は組みません。

仮組み
組み立ててみると、とても出来がいいキットだと感じれます。
確かに設定画も大事にされていて、好感を覚えます。
うむ、気に入りました。
顔以外(笑
なんと、電ホビおまけのヘイズルヘッドのお顔、非常にモッサリしていてシャープさがありません。
そこで、ジャンクで手に入れてあったRX-78の顔を移植しました。
仮組みですので、今はただ差し込んだだけですが・・・

顔の削りこみ
先に顔の差込みを削り込むことにしました。
目の上を薄く削りこんでいき、マスク位置が奥にオフセットできるように・・・

顔の削りこみ完了
このくらいのバランスが、当時のガンダムらしいですね。
顔に鋭さが無いと、ちとティターンズのガンダムMSらしくないかも、と。
このジム・クウェルって、コロニー内の鎮圧等を行うMSのため、おっかないガンダムがきたぜ、っていう威圧感がないとダメです。
このアタリはバランスよく作れて満足でした。

各パーツの削り込み
さて、部品の削りこみですが
かなり古いキットの為、かなりヒケ等があるのです。
そこで、部品1つ1つを結構削り込んでいったのですが
胸パーツのセンサー部位にあるヒケは困りました。
センサー切り落として削るか、パテ埋めというコースなのですが、時間の関係上スルーしました。
(きりがないので)

合わせ目
今回、これは大きいと思ったのは、腕の合わせ目です。
MGとはいえこの当時のキット、腕が何も考えずにでっかいモナカでした。
まぁ、二の腕や手首はポリキャップで抜き差しできるので、単体で合わせ目処理できる良さは持っていました。
思いっきり接着して合わせ目消しです。そして、ヒケも処理します。
(かなり歪んでいました)

股関節
足の部品の量に圧倒されます。
そして、股関節の可動範囲が著しく狭い。
これは、ビシっとした足のハの字すら難しい・・・・
股関節の可動範囲を広くするため、リューターでフトモモの股関節を思いっきり削り・・・
フトモモの装甲は一部段落ちモールドしました。

立ち姿チェック
フトモモだけでなく、他の部位も段落ちモールドに変更して、装甲の合わせ目をかっこよく変更。 そうか、当時はパーツの分割、というのは考えられた時代だけど 部品の合わせ目でモールド、という発想はまだなかったんだナァ・・・・ そういった面からみると、これは僕らには良キットだと思います。 大きくて、そういったモールドも入れやすいですし、ちょっとした手間で大分印象がかわります。
デイティールが思いつかない
上半身はデイティールアップはしやすいんですが、下半身てちょっと難しいです、このキット。
無理に物理的な変更を加えるよりは、デカールを使ったほうが雰囲気よいのかもしれないですね。
なんでもやりすぎは良くないようです。

↓作業当時のブログ投稿
ブログ投稿「MG ヘイズル予備機 組んで削る日々」


サフ萌えコース

足のスジボリを思いついて、ちょっと作業しようと思って分解すると

パキ

というステキな音が。
そして、この時だけでなく、なんだかドンドンピンが折れていくのです。
最近作ったガンプラの中で、一番ピンが折れやすかったですw

足のスジボリ
さて、軽くスジボリしていきました。
可動を考えた単純なスジボリがお好みです。
スジを入れたら、またちょっと組み立てます。

スジボリ後の仮組み
大体いい所でしょうかね。
あと、今回はティターンズカラーとなるわけですが、あまりスジボリは目立たないと思います。
スッとシンプルないでたち。そうなるはず・・・?
では分解!

洗浄
分解したら、超音波洗浄機で洗浄後、さらに水で流します。
洗剤の除去です。
これで、削りカスもキレイに居なくなりますし、サフも載ります。

サフ
何度かに分けで、サフェーサーを吹き付けていきます。
乾燥ブースに入りきらない訳で・・・

なお、サフ後にまた修正することもあります。
(確認のために、ともいえます<サフ)

サフ後の仮組み(前)
サフ後の仮組みをしてみます。
この組み立てで、結構問題点を見つけられます。

サフ後の仮組み(後)
後姿も中々のサフ萌え・・・・あ!

腕の合わせ目
腕の合わせ目処理が不十分でした。
修正後、再びサフします。

サフ最終
大体のチェックは完了です。
かなりかっこいいですね、サフ状態は。
というかっこよさを伝えるためなのか、展示会でもたまーにこんな状態での展示をみかけます。

↓作業当時のブログ投稿
ブログ投稿「MG ヘイズル予備機 サフ萌え」


ティターンズカラーを身にまとう

あちこちの修正も終わり、全体的にサフの表面をキレイにしました。

サフキメ
3000番のスポンジで撫で回した後、ちと組み立て。
というのも・・・

サフで写真
サフ萌え写真を撮らねばならなかったのです(笑
この状態での撮影は、レフ板での光の反射もしっかりわかります。
サフ面の色が、大まかに3色に分かれたら、この撮影方法はまぁまぁ成功かな、と思いました。

さて、再び分解。

一度白に。
一度白に塗装しなければならない部品たち。
そして、上から黄色を吹いたりして塗り分けていきます。
足首は案外マスキング塗装が必要でして、少々面倒。

ティターンズカラー(前)
遂にティターンズカラーを身にまとったヘイズル予備機が姿を現しました。
これは締りがありますね・・・
なお、カラーリングは最近のヘイズル予備機カラーを参考にしつつ、ガンダムMK-IIっぽい趣を大事にしました。

ティターンズカラー(後)
まだメインスラスターを差し込めなのですが、後姿もスッキリしてバランスよいですね。

顔のアップ
大分悪い感じのカオになったでしょうか。
これがティターンズのガンダムが来た、という悪い印象を与えるのです。

↓作業当時のブログ投稿
ブログ投稿「MG ヘイズル予備機 基本塗装」


デカール貼り付け

デカール貼り付けの前に、細かい塗装を済ませなきゃならないですね。
特に一番メンドクサイ、頭部のセンサー・・・
頭部センサー塗装
めんどかったです。
マスキングの上クリアーグリーンに、蛍光クリアーグリーンです。
でもこれまだ完成じゃなく、センサーの仕切りは黄色いんですよね・・・(苦笑
ラッカーで本体に使用したイエローに合わせる為、エナメルを少々調色し、筆塗り。

スラスター
サフ、そしてシルバー塗装までは作業しておいた、メインスラスターです。
ちょっと今回は、焼き塗装にしてみよう、と。
クリアーオレンジとクリアーブルーでチタン焼けみたくしてみたかったのですが
オレンジを細く吹けず撃沈。
でもま、それなりに焼けてるノズルっぽいのでいっか。

サブスラスター
サブスラスターを赤くする作業。
あとで、小さいスラスターが結局黒ススで一杯になって、超萎えました(^-^;
スミ入れも程ほどに・・・・

さて、各所にチッピングを施したら、一度クリアー塗装します。デカール貼り付けのためです。

デカール貼り付け開始
クリアー塗装してある部品には、サクサクでカールを貼り付けていきます。
ハイキューパーツのデカールもあれば、他のガンプラのデカールを流用したり、様々です。
今回はMGのティターンズマーキングを使ったりもしています(ガンダムデカール)
白いラインデカールは、ホビージャパン製です。

シールド
シールドは、マーキングを少々削り落としますが、
デカールがちゃんと貼りついてからでないとズレちゃいますので
再びクリアー塗装する寸前に削りますか。

脚部
全然デカールの良が足りないように見えますが、これでも多いかな、と思いました。
あと、大きいデカールでマーキングも、機体によってはちょっと目障りかも知れないです。
控えめで丁度いいです。

デカール途中
デカールを終えた部品から組み立て。
全体のバランスをみてみます。
場合によってははがしちゃうこともあります。

デカールのバランス
大まかには良さそうです。
肩は、やはりラインデカールはない方が良いみたいですね。

では、再び分解したら、クリアーを吹き付けてデカールをしっかりコートしたのち

トップコート1
いよいよトップコート(艶消し)を吹き付けます。
トップコード2
ドンドン吹きます(笑
塗装してから片っ端に乾燥ブースに突っ込んでいきますが、乾くのも速いです。

最終組み立て
では、サックリ組み立てていきましょう。
もう接着しないと駄目な部位もありますから、がっちりくっつけちゃいましょう。
ピンが折れたところはもとより、顔は実は差し込んでるだけですので、もう接着します(笑

完成・背面
やっとメインスラスターを差し込めましたね。
根元、もうちょっと暗めの方がよかったかな・・・せめてスモークを噴けばよかったですかね。

割れたw
頭部センサーの元がちょっと割れちゃいました。
組み立てるときに力を入れたら。パキリと・・・
あちこちチッピングしてるので、まぁ味だと思って諦めます。
が、あまりキツめの所は、次回からはちょっとツメを削りましょう。

↓作業当時のブログ投稿
ブログ投稿「MG ヘイズル予備機 デカール貼り貼り」


いよいよ完成

いよいよ完成の為に・・・
武器をマジメに塗ります(笑
武器塗装
武器って、毎回塗装に困ります。
あと、今回はサブマシンガンですので、小さくて助かります(笑
ナガモノダイスキ派なのでw

マシンガン仕上げ
マシンガンは、ガンメタ塗装の上からエナメルグレーのウォッシング。
その上クリアー塗装後にスミいれ。
うん、デカールはるの忘れたんですよ(笑

シールドの大きさが良い
シールドが大きくていいです。
でも、この見せ方をすると、シールドのウラってちゃんと作りこまないとダメですね。

オシリのワンポイント
オシリは▼を蛍光にしました。
このジム・クウェルは、足もセンサーを増設して対人能力を上げているので。
という設定はわかっていたのですが、対人兵器を今回搭載しませんでした。

蛍光
頭部やツインアイ、胸のセンサーはこの様にブラックライトを当てると光ります。

こちらでは、ブログ同様撮影写真ちょびっとだけ。
完成(前)
完成(後)

詳しくはアルバムをご覧ください。
アルバムは↓
「MG ヘイズル予備機」


↓作業当時のブログ投稿
ブログ投稿「MG ヘイズル予備機 完成」


クラフト粒子のリンク

ミニカー工房「イマジンズ」 ミヤケ模型 プラモ・ガンプラ完成品投稿サイト【MG】